言葉の力
言葉は、不思議な力がある。 人を動かすのは、言葉である。 人を機械で動かしても、それは物体が動いただけだ。
植物にかける言葉で、成長が変わるという話がある。 ポジティブな言葉をかけ続けると、植物はよく成長し、逆にネガティブな言葉を投げ続けると、植物は枯れてしまうというものだ。 これはぜひ、ちゃんとした実験を行なってほしい。
言葉と人間性
「がんばれ」という言葉を、想像してほしい。 嫌いな上司に、「がんばれ」と言って欲しいだろうか? あるいは愛する人に「がんばれ」と励ましてほしいだろうか?
「お前が言うな」という言葉がある。 これは、言葉の働きを表している。 言葉は、発する人によって変化するのだ。
息をするように、不正を働く政治家がいる。 「国民のために」と言うが、そこに言葉の働きはない。 鏡を見てから、もう一度言えと。 自分を顧みてから、もう一度言えと言いたくなる。 このような人の発する言葉は、逆効果をもたらす。
常に善行を重ねる人がいる。 極端な話、「お前はバカだな」と言っても、言われた方は嬉しくなる。 このように思われる人こそ、本当の善人だ。 こう言う人の発する言葉は、良い効果をもたらす。
あらゆる人に影響を与える人がいる。 言わずもがな、言葉の力は偉大だ。
相手にストレスを与える人は、注意すべきである。 軽はずみな言葉を使うべきではない。 代わりに行動で示すべきである。
言葉の可能性
言葉は、人相応である。 その上で、言葉には無限の可能性がある。
言葉一つで、人は明るくなれる。 言葉次第で、人は落ち込んでしまう。 人の想い次第で、この世は変化する。
天国を望むなら、自他共に綺麗にすることだ。 そのためには、良い言葉を心がけることだ。 ただ表面だけ繕っても、それは無駄でしかない。 行いも改善すべきである。
人は、単なる物質ではない。 言葉次第で、人の内面は変化する。 人の想い次第で、人は綺麗になれるのである。 あらゆる体内成分は、変化するのである。
そこまでいけば、医学も必要ないのだが、ここまで行くのが難しい。 なぜなら、言葉の力を信じている人は少ない。 言葉の力を発揮できる人も、限られている。 想いの使い方を知っている人は、いるのだろうか。 いないからこそ、今の混乱した社会が出来上がったのだ。